Lilly of the Valley Ivory Brooch
¥150,000 税込
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まるで本物のスズランの様なヴィクトリア時代に作られたブローチです。ふっくらとしたスズランの花や花芯のひとつひとつは驚いた事にアイボリー(象牙)にハンドカービングを施して出来ています。
17世紀の後半から産業革命が起き、貴族の生活拠点がロンドンに移って行くにつれ、貴族は自然に帰りほっと出来る場であるガーデンに注力するようになりました。プラントハンター達は世界中の珍しい植物をイギリスに持ち帰り、一大園芸ブームが起こり、その流行は次第に中産階級をはじめとする庶民にも広がって来たのです。そして人々を魅了した美しい花々は19世紀の自然主義を背景に、様々な形でジュエリーのモチーフに登場し、花や葉が立体的、かつ表情豊かに表現されました。そして花言葉の研究もさかんに行われ、花はメッセージを伝える重要な役割を担うようになったのです。
このスズランのブローチは私がフランスに住んでいたある日の事を思い出させます。スズランの花だけを売る人が街角に佇み、素敵な紳士達がスズランを束ねたブーケを買っていました。フランスには5月1日にスズラン(muguetミュゲ)を愛する人に贈る習慣があり、スズランを贈られた人には幸運が訪れると言われています。今日のようにスズランを贈る風習はシャルル9世が作ったと言われており、1561年5月1日、幸福をもたらすとしてスズランの花束を受け取った王様はそれを非常にお気に召され、それから毎年宮廷のご婦人に贈る事にしたそうです。
スズランは恋人達の出会いの象徴でもあり、スズラン舞踏会の時には若い女性は白いドレスを身にまとい、男性はボタンホールにスズランを付けたそうです。
そんなロマンチックなスズランのブローチは軽い素材の象牙で出来ている為、夏の薄手のお洋服にもライトに着けてお楽しみ頂けますし、ちょっぴり幸せな気分にもなれるブローチだと思います。
素材:
アイボリー(象牙)
真鍮
サイズ:
ブローチ全体 約6cm
花 最小5mm 最大8mm
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¥150,000 税込
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