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René Lalique Glass Pendant -GRAINES-

¥420,000 税込

SOLD OUT

送料が別途¥800かかります。

ふっくらと重厚感のあるトリリアントのフォルムの
中に流麗なタッチで穀物 (Grain)が描かれたラリック
のペンダントです。
ラリックのガラス工芸が最も脂の乗った時期とも言われる
1925年頃に製作されたこの作品には彼のシグニチャーで
ある乳白色のオパルセントガラスが用いられています。
反射光では月光を思わせるブルー、光を透かすと柔らかな
曙色と光の角度によって多様な表情を見せるオパルセント
グラス。
この不思議な光のマジックがレリーフに立体感を与え、
穀物独特の”実り”の生命力を感じさせてくれます。
本作はラリックのガラスペンダント作品の中でも
特にしっかりと厚みを持った作りのため、レリーフ部分の
厚みも深く、より彫刻的な躍動感が光ります。

オパルセントガラスは1925年頃からラリックが用いて
アールデコ期に大流行し、サビノ、エトランなど多くの
追従者を生みました。
フランス語でヴェール・オパレッサンと呼ばれるこの
乳白色のガラスは1830年代に流行したオパリンガラスを
改良したもので、通常のガラス材料に燐酸塩や骨粉、酸化
マンガンなどを加えたラリック独自の配合で作られています。
また、表面に施されたラリック特有の”サチネ”と呼ばれる
上質な絹地を思わせるデリケートなつや消し加工にもご注目。
まず作品全体にマット加工を施し、その後実や茎の部分等の
ハイライト部分のみ手作業で艶出しをすることで作品により
一層の奥行き感をもたらしています。
ラリックはこのように心血を注いで作り上げた自作品の
繊細なガラスの質感を活かすために金属のチェーンを避け、
シルクの紐をペンダントに用いました。
この作品のタッセル使いにはアール・デコ期に流行した
オリエント趣味の影響も強く感じられます。

ラリックの作品は世界中に熱狂的なコレクターを持ち、
特にこのように彼のスタイルが強く現れ、しかもコン
ディションの良い作品には滅多に巡り合えず価格も
高騰しています。特にラリックのガラスジュエリーの
中でもオパルセントグラスで出来たこの作品は世界
各国で開催されるラリックの回顧展でも展示される事の
多い作品で比較的現存している物があるラリックの当時
作られたガラスペンダントの中でも高価な作品です。
ヴィクトリアンボックスのネットストアでは皆様にこの
オリジナルのラリック作品を身につけられる芸術品として
お楽しみ頂く為に価格を抑えてご紹介しています。
宝飾界でも指折りの天才アーティストによる身に
つけるアート作品を手に入れるチャンス、どうぞ
お見逃しなく。
身につけて頂いてもグラスキャビネットなどに展示
して頂いても楽しめる美しいお品です。

※ 中心部の実の一つに 肉眼では気づかない程のほんの小さな欠けが見られます。
(写真2枚目をご参照ください。)

※オーナーの田中とも親交のあるラリック研究家の
 池田まゆみ氏著『ラリックー光への軌跡ー』の54頁に
 本作品と色違いのGRAINESのペンダントが掲載されて
 います。


素材:オパルセントガラス
   シルク紐

[トップ部分サイズ]
縦:約5cm 横:約4cm
厚み:1.3cm

上部のシルク紐全長:70cm
(みぞおちの周辺にモチーフが来る長さです)

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¥420,000 税込

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