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Multi stone “Pansy”Ring

¥85,000 税込

SOLD OUT

送料が別途¥800かかります。

コロリとしたカボションカットのエメラルド、ファセットカットのサファイアとルビーを三色スミレに見立ててセットした、大人の贅沢な可愛いリングです。指先に装着しても光が躍るように煌くその訳は、山高のカットとベゼル裏に光の透過口が設けられているからです。子供の頃に読んだバーネットの“秘密の花園”を思わせるこのリングは、19世紀後期にフランスで作られたと推測されます。

パンジーとして知られる三色すみれは1820~30年代に品種改良が行われ、まるで油絵具を乗せたパレットのように色彩豊かな姿が、ジュエリーデザインにも応用されていきました。パンジーとはフランス語の”pensé”(思う、考えるという意味の動詞)が語源となる花で、その花言葉は「私を思って、物思い」。アンティークジュエリーにおける三色すみれモチーフは、今回ご紹介するような異なる色石を花びらに見立てたものと同様に、エナメルで美しく彩られたジュエリーも多く見かけます。

そんなロマンティックな三色すみれのお花を、エメラルド、サファイア、ルビーのビタミンカラーで表現し、中央には小粒のダイヤモンドをセット、まるで春先に目を出した新緑のような瑞々しい印象を指先に与えます。

この指輪が作られた当時のイギリスやフランスは、ロマン主義への関心が強くなり、愛や友情をジュエリーで表現したセンチメンタルジュエリーが人気を集めました。代表的なものは「REGARD」、「DEAREST」など親密さを表す言葉を宝石の頭文字を使って表したリングやブローチなどが流行し、裏面に愛の言葉やイニシャルを刻むことも少なくありませんでした。その他にも南京錠モチーフ、「ラバーズアイ」と呼ばれる恋人の目を描いたジュエリー、頭髪を結んだアクセサリーなど、ジュエリーに個人の感情を託したものが多く制作されていきました。

今回ご紹介する三色スミレのモチーフもセンチメンタルジュエリーの一つとして作られ、男性が愛する女性に贈ったものと考えられます。プルプルのエメラルド、ルビー、サファイアとセンターのダイヤモンド、ショルダー上部には装飾的な葉文様とミル打ちが施され、細部までこだわり抜いた完成度の高さに心踊ります。

今から100年以上前、愛する恋人に贈られ、そして肌身離さず身に着けた女性の思いや喜び、そんな目には見えない温かな感情を指先からセンチメントに感じとれる、まさに1つの愛の物語を紡いでいける、そんなロマン溢れるリングです。

素材
ゴールド
エメラルド
サファイア
ルビー
ダイヤモンド

サイズ #14(お直し可&サイズ直し初回無料)
※2週間程お時間を頂きます。
※サイズ直しの後の返品は不可となります。ご了承下さい。

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