Diamond enamel ring

SOLD OUT

バターカップセッティングに大粒のオールドマインカットのダイヤモンドをセットした、シックなダイヤモンドリングのご紹介です。パッと目に飛び込んでくるそのインパクトの強さ、それはダイヤモンドの輝きだけでなくショルダー部分に塗られたブラックのエナメルの存在感にあります。

ベゼルはオープンセッティングで留められ、金鳳花の花を模しサイドに光を取り込むための空間が設けられたデザインなので、ダイヤモンドに入り込む光はまるでプリズム！まさに水面に映る乱反射を見ているような錯覚に陥り、オールドカットならではの光の美しさに酔いしれるリングです。

このリングが制作された時期は、見た時のモダンさよりも時代が古い19世紀半ば～後半のヴィクトリアン期だと推測されます。ヴィクトリア女王が在位した時代は1837～1901年で、世界の工場として産業革命を成し遂げた古く良き時代。こちらのリングが作られたヴィクトリアン期は、エトルリア、古代ギリシャの遺跡などで発掘されたジュエリーに大きな影響を受けたり、ナチュラリズムに開花したデザインが流行する一方、ヴィクトリア女王の最愛の人であるアルバート大公が崩御しいわゆるモーニングジュエリーが流行を見せた時期でもありました。

シックなブラックエネメルが焼き付けられた耽美なリングは、ベゼルの自然主義的デザイン、大きくあけられたオープンセッティングから、モーニングジュエリーというよりは優美な夜用のジュエリーとして作られたと考えられます。着飾ったレディーが、煌びやかにリングを身に着け、シャンデリアの下で華麗な舞を見せている、そんな姿が目に浮かんできます。

この時代のリングはデリケートな作りのものも多いですが、こちらのリングはショルダー、フープ部もしっかりした作りになっており、アダルティーな魅力だけでなく使いやすさも実感していただけます。エナメルの欠けもなく素晴らしいコンディションで現存しています。カジュアルにもドレスアップにも活躍してくれそうなエレガントでお洒落なダイヤモンドリングです。

サイズ #11.5（お直し可&サイズ直し初回無料）
※2週間程お時間を頂きます。
※サイズ直しの後の返品は不可となります。ご了承下さい。