Badakshan Spinel 3.5ct

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厳しい山に囲まれ、世界最古の商業的宝石採取のされた土地アフガニスタンのバダクシャンの美しい夕焼け色のスピネルです。バダクシャンのスピネルは私の30年の宝石や宝飾に関わる人生で見たスピネルの中でも最も美しいスピネルの一つです。バダクシャンスピネルには二箇所のバダクシャンがあり、一つは代表的な美しいバラ色やパパラチアの様な少しオレンジピンク色のスピネルが産出されるタジキスタン、バダクシャン自治区のコーイラルのスピネル。もう一つはアフガニスタンのバダクシャンです。こちらのスピネルの鉱山は古くはアフガニスタン王朝の下で管理されていました。一般には流通せず王族から王族への贈答用として王室間で使われた貴重な宝石で、今でも上質な宝石はその殆どが西洋に流出せずに中東の王族や、コーランにも記載がある宝石として知られるためか宗教関係者の間で珍重されています。その中でも有名な物はエリザベス女王の王冠のセンターを飾る赤いスピネルです。その赤い石は長い間ルビーだと信じられて来ましたが、近年になり実はその石はスピネルだと言うことがわかりました。そのスピネルとはまさにこのアフガニスタンバダクシャンで採取されたスピネルです。（詳しい事は近日ブログに書く予定です）
非常に稀少な石で入手が困難ですが面白い事に今回のインドへのチャリティーに始まり、支援がもう何十年も届いていないアフガン難民が多く避難しているパキスタンのチャクラダの難民キャンプも支援させていただいた関係でこの石を入手することが出来ました。宝石の神様になんだか出会えてご縁を繋いで頂いた石の様な気がします。心洗われる様な美しさと言う表現がありますが、まさにそんな言葉で表したい大粒の美しい夕焼け色のバダクシャンスピネルです。

バダクシャンスピネル　3.5ct （7.6mmx8.4mmx6.78mm)

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